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2014年 04月 20日
パンダのことは”Panda bear”、フライドポテトのことは”Chips”と言う娘。恐竜はダイナソー、氷はアイスキュー(ice cube)、セロテープは”Sticky tape”。幼稚園の先生や、テレビの幼児番組からピックアップした言葉は、日本語よりも先に英語で覚えているようで、結果、英語まじりの怪しい日本語をしゃべっています。 「かわいいから、よし!」と思っているのは親だけで、日本に帰ったら、「パンダベア? パンダでしょ、パ・ン・ダ!!」などと言われたりして、多少不自由な思いもするのでしょうか。かといって、せっかく覚えた英語を忘れてしまうのも残念。こちらの永住の友人はIKEAのことを、「アイケア」と言いますが、日本では「イケア」と言うのだということを知っていて、相手によって使い分けているそうです。そういう使い分けができるようになるには、娘はまだまだ幼い。 ともあれ、自分とは違うってことが原因でからかいや仲間外れになるようなことがなければいいなあと思いつつ、本日の一冊『とかいのネズミといなかのネズミ』。いわずと知れたイソップ物語ですが、本書のネズミは女の子同士でティリーとミリー。名前もなんだか現代風だし、ミリーの家は、ドールハウスで部屋が6つもあり調度品もおしゃれ。お互いの家を行き来したはいいけれど、どちらもそれぞれ、羊やミツバチに驚いたり、あるいは猫に追いかけられたりでひどい目に遭い、やっぱり自分の家が一番と思う二人ですが、最後は「わたしたち いつまでも なかよしよ」と言って別れます。 「都会のネズミと田舎のネズミ」の教訓は、幸せは人それぞれであるということだと理解していましたが、もう一歩進んで、自分とは違う価値観を持っている人や環境の異なる人とでも、友達でいられるというところまで踏み込んでいることは知りませんでした。それとも本書のオリジナルの解釈でしょうか。いずれにせよ、お互いの価値観を認め合える関係ってすてきです。しかし、それって実は夫婦間ですら、いや、夫婦のあいだだからこそなのか、なかなか難しかったりして。 さて、話はまったく飛んで、現在オーストラリアはイースターホリデー中。キリスト教とは無縁の我が家にとっては、単なる連休であり、娘にとっては、イースター・エッグの形をしたチョコレートをもらえる日に過ぎません。連休とはいえ休暇は稼ぎ時という発想ではなく、スーパー、商店は1日置きに休業となり、街中には人が少なく、昔の日本の正月のような雰囲気です。 休暇の初日、Royal Easter Showに行ってまいりました。このショー、191年前、英国の植民地時代に地域産業振興を目的として行われた展覧会が始まりと言われていて、毎年90万人もの人出があるという農業・酪農の祭典です。グルメエリアや遊園地、動物の赤ちゃんと触れ合えるナーサリー、丸太を切る速さを競うWoodchopの大会、ショーバッグと呼ばれる福袋など、見どころがたくさんあり、オーストラリアの家庭にとっての伝統行事のひとつだとか。会場が広いので、「自分と一緒に行く相手の”行きたいところリスト”を作るのが攻略のポイント」と情報誌には書いてあります。 わたしの目的は、品評会で入賞を果たした動物のパレードとロデオ。品評会で優勝した動物なんて、めったに見られるものではありません。どんなところがほかの動物と違うのか、見てみたい。ロデオは単純におもしろそう。一方、夫の関心は娘と動物のふれあい写真を撮るということ。そして、肝心の娘は人ごみに疲れて、関心はもっぱらレモネードとアイスクリーム。本物の動物には意外と興味なしで、全身これ作りものの”Dinosaur Adventure”にはおおはしゃぎ。…と、3人家族の中でもその価値観はそれぞれ。ロデオを観るために18時35分にスタジアムに到着すると既に観客でほぼ満員。ウッドオーブンで焼いた骨付き巨大BBQにかぶりつくオージーファミリーの後ろに座って見始めましたが、疲れた娘がお家に帰りたいと言うので早々に引きあげることになり、結局、一体誰が楽しかったのかわからない1日となりました。 そして、帰りの車では、娘に動物の赤ちゃん(ヒヨコとかウサギとか)を見せてあげたかったんだという夫と、もう帰国するのだしオーストラリアでしか観られない風景を観たほうがいいんじゃないかというわたしとで口論となるのでした…。確かに、娘はパレードにもロデオにも、Woodchopにも興味がなさそうだったから、動物の赤ちゃんを見せてあげられればよかったけど会場が広くて時間切れだったし、ヒヨコなら去年も見たし、野毛山動物園でも触れるよ、しかもそっちはタダだしね、と開き直るわたし。夫婦間でも、相手の価値観を認めるのってなかなかに難しい。 写真は、The Grand Parade。品評会で優勝した家畜たちのパレードです。下の写真はロデオ。ロデオって、馬から振り落とされないようにする競技(Saddle Bronc Riding)の名称ではなくて、牛に乗る競技(Bull Riding)や、馬の上から牛に飛び乗って倒すレスリング(Steer Wrestling)などを含む、スポーツの名称なのだということを知りました。そして、ロデオを動物虐待だといって非難する人もいるのだとか。なるほど、そういう意見もありましたか。価値観と価値観がせめぎ合う世の中です。 ところで、娘の日本語が急に心配になったので、「見て~、スネークよー」という娘に、「スネークは日本語ではなんだっけ?」と聞いてみると、「ヘビよ」。その後も、「ほら、レインボー!」というので、「レインボーは日本語ではなんだっけ?」「にじだよ」と、あっさり。なんだ、心配することなかったのか。そして、日本語の心配がなさそうだとわかると、今度は、せっかく覚えた英語をいかにキープさせるかのほうに関心が向くのだから、人間の価値観というのも、意外とフレキシブルなものですね。 とかいのネズミといなかのネズミ (児童図書館・絵本の部屋) ☆ランキングに参加しました!☆ どちらかひとつ↓クリックしていただけますと励みになります。 にほんブログ村 にほんブログ村
by ehonblog
| 2014-04-20 21:46
| 3歳4か月
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