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2014年 12月 15日
川でおぼれている人を助けるということ。 カマキリのカマーくんは、いなごに出会い、お腹がいっぱいだったので明日食べようと「オヤツちゃん」と名付ける。しかし、オヤツちゃんはクモに襲われたり、ひよどりに食べられそうになったり、捉えられて虫かごに入れられていたりする。そのたびに、カマーくんは、全身ボロボロになりながらオヤツちゃんを助ける。 ついにある日、川で流されているオヤツちゃんを見つけたカマーくんは、川に飛び込みオヤツちゃんを助ける。しかし、自分も葉っぱにつかまったとき、葉っぱが切れて、カマーくんは川に流されてしまう。「サヨウナラ」と手を振るオヤツちゃんの無慈悲なこと…。 「また きっと いつか あえるね。ぼくの オヤツちゃん」という終わりになっているが、この激流、この頼りない葉っぱの上で、カマーくんが生き延びられる可能性は、どれほどのものか。もちろん、生き残ってふたりが再会する余地も残されているものの、注目したいのは川で流されているオヤツちゃんを助けるために、カマーくんが「おもわず」川に飛び込んでいる点である。救助の勝算も、計画もないまま、ただ飛び込んでいる。その滅私の心に打たれる。おぼれている人を見たら瞬時に自分が消えてただ助けたいという気持ちだけになるのだろうか。 夏になると起きる水の事故、ホームの転落事故で、「思わず」飛び込む人がいることの感動と、その結果、命を落とす人がいることのやりきれなさを思い出した。絵も文も、ユーモアあふれるタッチでかかれているのだが。…と思っていたら、やはり続編があるようで、カマーくんは生き延びているらしいことを知った。とはいえ、とっさに川に飛び込む行為の尊さがなんら損なわれることはない。滅私の心で飛び込み、助け、自分も助かる。こんなすばらしいことがあろうか。 写真は、夕飯のパエリア。昨日、娘を連れて実家に行った。楽しく過ごして帰る時間になると、娘が「ここに とまりたーい」と言い出した。本当に大丈夫?と聞くと大丈夫だというので、試しに夫とふたりで帰った。静かな夜と静かな朝を久しぶりに過ごし、投票し、買い物にゆき、娘は夕方になって父母に連れられて帰って来た。 夫とわたしがいなくても一度も泣かなかったのにパエリアを見て、パスタがいい~!と言って泣いた。 かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん
by ehonblog
| 2014-12-15 01:31
| 4歳
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