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2014年 12月 25日
没頭するということ。 がちょうのペチューニアはある日、本を見つける。いつか聞いた「ほんを もち、これに したしむ ものは、かしこくなる」という言葉を思い出し、ペチューニアは本を持ち帰り、一緒に眠り、一緒に泳ぎ、大事にする。そして、自分は賢いんだと思い込み、動物たちから相談をうけては、とんちんかんな回答をする。 ついに、花火の入っている箱になんて書いてあるのか聞かれたペチューニアは字も読めないのに「キャンデーってかいてあるわ。そう、キャンデー。だから、たべられるわ。ええ、ええ、もちろん たべられますとも」と答え、動物たちが包みを引き裂くと、花火は大爆発。動物たちもペチューニアもひどい目に遭う。しかし、爆発したおかげで、手に持っていた本が開き、ペチューニアは初めて、本には”なにかが書かれている”のだということを知る。 これはおもしろい。 ペチューニアが、いつも動物たちからバカにされているとか、ペチューニアがバカだなんて、ひとつも説明されていないのに、セリフやストーリーで、ペチューニアの愚かさがはっきりと際立っている。 そして、自分が賢くなったのだと錯覚して、人助けに没頭したからこそ、本の中身を理解しなければいけない、そのためには字を覚えなくちゃいけない、という認識に到達する。ペチューニアは、ひと皮むけたのである。たとえ愚かなことでも、とことんやってみることが必要な場合もあるというお話。「そうすれば、きっと みんなを しあわせに してあげられるでしょう」というラストで、ペチューニアはすでに少し賢くなっているのがわかる。 さて、昨夜、無事に娘の部屋にサンタからのプレゼントを置き、娘は今朝から粘土に没頭中…。そして、わたしはといえば、昨日、9月ごろに没頭していたLINEスタンプの承認がやっと降り、販売できるようになった。クリスマスイブに承認するとは、LINEもなかなか粋なことをしてくれる。 が、徹夜もしてLINEスタンプ作りに没頭し、日本語のみならず英語、中国語版も作るという気合の入れようだったが、調査の結果、一般人の作ったスタンプはそう簡単には売れるものではないという認識に到達した。だから、今後、積極的に宣伝などをするつもりはないのだが、お前の作ったスタンプがどんなものか使ってやってもいい、という奇特な方が万一いらしたら、ご一報ください。 写真は、ブッシュドノエル。作るほうも食べるほうも飽きているいちごショートケーキはやめて、今年は違うものを作ってみた。同じく、作るほうも食べるほうも飽きている、腹にきのこのピラフが詰まったローストチキン。そして、ワンパターンの前菜にも飽きたので、今年はブイヤベース。なぜか、漁師風のクリスマス。同じ料理に没頭すると飽きるというお話。 さて、そろそろ新年。来年はなにに没頭しよう…。その前に、年賀状があった。しかし、やるべきことにはなかなか没頭できないのはなぜだ。 がちょうのペチューニア
by ehonblog
| 2014-12-25 12:26
| 4歳
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