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2016年 11月 06日
鍋シーズン本番を目前にして、夫が鍋は飽きたと言い出した。確かに、今年は9月から鍋である……。 だって、野菜もタンパク質も炭水化物も鍋ひとつで摂取でき、洗い物も鍋+器×3+箸×3と、実に合理的だし、娘も鍋が好きなんである。『エッセンシャル思考』の実践者(昨日から)たるもの、家事も合理的に行いたいものである。しかし、夫が飽きた、もう嫌だというのならば仕方ない、タイ料理でも作ってみることにした。 パッタイとヤムウンセンのキットはカルディコーヒーで買った。中に、ヌードルと調味料が入っていて、野菜、海老などの材料を適宜加えるのだが、ヤムウンセンにいたっては、先日行ったタイ料理屋よりも旨いくらいだ。 が、甘いと思っていたパッタイにも実はソースに唐辛子が使われているらしく、娘は辛いと言ってほとんど食べない。夫が責任を持って、もずく酢などを与えることになった。 今後一生それしか食べられないなら、わたしは鍋を選ぶのだが、夫はカレーだという。カレーはわたしにとっては一番の手抜き料理だから、それでよければ毎日作ってあげられるんだが、カレーだってどうせ毎日だったら嫌いになるんだろう。 さて、本日の一冊、『ナツメグとまほうのスプーン』。 あさごはんは いつも ダンボール。 ひるごはんは いつも ひも。 ばんごはんは いつも おがくず。 リビングはガラクタでいっぱいで、いとこはガラクタいじり、おじさんはいねむりばかり。そんな毎日に嫌気のさしたナツメグは立ち上って散歩にでかけ、波打ち際で瓶を拾う。中から出て来たのは大男。瓶から出してくれたお礼に、願い事を三つ叶えてくれるとナツメグに言う。願い事を一生懸命考えたナツメグの三つの願い事は……、 「ばんごはんに なにか ちがったものを たべたい」 「あさごはんに なにか ちがったものを たべたい」 「ひるごはんに なにか ちがったものを たべたい」 …と切実である。大男は魔法のスプーンをくれ、その晩はすてきな晩御飯を作ってくれる。しかし、夜になってスプーンは部屋中を掻き回し、家は船になって船出をし、到着した陸地で美味しい朝ごはんを食べる。朝ごはんがすむとまた出発し、ナツメグは昼ごはんはなんだろうとわくわくしましたとさ。 この手の物語を聞くたびに、登場人物たちが願い事をする際の脇の甘さが不甲斐なくてしかたない。「朝昼晩、いまとは違うものを毎日食べたい」と願えばあと2つは違う願い事に使えるのに。でも、大抵の主人公が、3つの願い事を結局無駄に使ってしまう(ソーセージを出し、ソーセージを奥さんの鼻にくっつけ、それを元通りにする、など)のに対して、本書の主人公の願いは3つとも叶うという点ではやや有効な使いかたである。 食事のことに特化しているとはいえ、願い事が明確であるということは願いが叶いやすいということでもある……というお話ではもちろんない。現状に倦んでいたナツメグが、いつもとは違う食事を求めて大海原を航海する様子に心がすっきりする一冊。 下の写真は、刺激の足りない毎日のためのタイ料理キット。ヤムウンセンの春雨は堅め(ゆで時間1分)、パクチーは山盛りで。 ナツメグとまほうのスプーン
by ehonblog
| 2016-11-06 22:19
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