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2017年 02月 04日
本日、節分。 生まれて初めて、恵方巻きなるものを食べた。 節分に恵方巻きを食べるというのは、確か帰国してから知った。同じバス停のママ友が、寿司屋で太巻きをオーダーしていて、日本にいなかった4年半のあいだに、そんなものが流行っていたことに驚いた記憶がある。 太巻きなんてたいして旨そうでもないし、ほかになんの料理を合わせるのがいいのかもよくわからないから、いままでスルーしていた。 しかし、もともとは関西の習慣(?)らしいのがいまや全国的に拡まっており、コンビニエンスストアのアルバイトにも販売本数のノルマが課せられているとかいないとかいうのを先日ニュースで観て、なるほど、スーパーにいったら、恵方巻きも七種海鮮入りの豪華なもの、安価なもの、ハーフサイズ、2本入り、3本入りと山積みである。ならば、我が家も売り上げに貢献せねばなるまい、食品ロスを減らそう!という使命感があるわけでもなく、単に、夕飯の手抜きのために買った。 それで、夫が帰るのを待って、スマホで北北西の方位を調べ、三人で冷蔵庫をみながら太巻きを立ち食いする。娘は、「妖精のぉ、医者のぉ、勉強のできる小学生になれますように、あと、チューチュー(指しゃぶり)がやめられますように、きのこが食べられるようになりますように、あと…もう願い事ない」と食べるのをやめる。夫を待つあいだに煎り豆を食べすぎて腹がいっぱいなんである。それにしても、いつのまに医者になる夢など見ておるのか。学費がかかるからどうかやめてくれますように。 そんなわけで無事に節分を迎え、なにがいいかって、この節分でわたしの大殺界がついに終わった。大殺界に入ってすぐに帰任が決まり、三年間、今日までなんとなくぱっとしない毎日だった気がするが、これから春がくるんである。12年前の大殺界を思い出してみても、やはりぱっとしなかった。それはともかくとして、とにかく大殺界が終わった。占いなんか関係ないという人もいるが、人にもサイクルがあるというのは体感としてわかる気がする。 さて、本日の一冊、『ゆうれいとすいか』。 井戸に冷やしておいたスイカをゆうれいが食べてしまう。男が、ゆうれいを家に連れて帰り、言うことをきかせようとする。蚊が多くて困っているというと、ゆうれいはところてんの道具で分身し、あっというまに蚊を退治してしまう。そして、すいかが食べたいというと、お化け組合でつくったすいかを持ってくる。そのスイカは青くて、食べると涼しくなり、男がそのスイカで商売を始めると、繁盛しましたとさ。 娘が、幼稚園で借りて来た本。年長になって、幼稚園から本が借りられるようになったのだが、娘が借りて来た本はすべて、せなけいこの本だった。幽霊だのおばけだのがどうも好きなようで、怖い本を作ってくれとリクエストをされるのが困る。 写真は妖精の家。 室内にはソファとテレビ、丸テーブルとベッド。単身者向けの部屋である。 立体に弱いと思っていた娘だが、いつのまにか立体のものを作るようになっている。 ゆうれいとすいか (ひかりのくに傑作絵本集 (5))
by ehonblog
| 2017-02-04 00:10
| 6歳
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